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OKIERI office

公開日 2026年10月20日

更新日 2026年10月20日

MITACOLORプロジェクト

OKIERI office

OKIERI officeを始めたきっかけや、背景にある思いとは。
代表の沖江俐(おきえり)さんにお話を伺いました。

多文化共生をめざす日中の架け橋に

――現在の事業内容を教えてください。

 中国版インスタといわれるSNS「RED(小紅書)」の運用コンサルティングです。RED の立ち上げからコンセプト設計、ブランディングの視点で差別化した世界観を作り上げ、中国人に刺さるアカウント土台の構築・運用まで、一気通貫モデルでサポートしています。
 また、中国語のオンデマンド教材の販売も準備しています。単なる語学習得ではなく、中国人との接し方や考え方の違いまで学び実践できる内容です。

――情報発信を始めた動機は?

 もともと都内の小学校で中国から来られた児童や保護者のサポートや、学校や行政が主催する学校説明会の通訳などを担当してきました。
 日本の文化に馴染んでいただけるようにという面もありますが、中国人に対応する現場の方や施設、学校の課題を解決したいと思いました。
 日本の前提文化や習慣を、しっかりと言語化して理解できるツールを提供することで、お互いが理解し合える関係性を構築できる。それが多文化共生への第一歩だと思っています。

原点はハルビンでの留学経験

――中国との接点はどちらで?

 学生時代にハルビンに留学しました。本当はアメリカに行きたかったのですが、両親に「遠いし身内もいないから」と反対されて。でも兄が先に中国に行っていたので「中国なら」ということで。三国志にも興味はなく、文化も何もわからないままとりあえず行きました。
 まだ北京オリンピックの前のころ。経済が今ほど発展しておらず、すごく田舎で日本人がほとんどいない環境で。ハルビンは中国語の標準語で一番きれいな発音を話すと言われ、言語を習得するならここ、という勧めもありました。

――そのまま中国に?

 現地の総合法律事務所に就職しました。日本人は私しかいなくて、上司や同僚すべて中国人、クライアントは日系企業という板挟み。その中で日本と中国の商習慣の違いや、どう伝えたら相手が納得するかを学びました。
 その後は上海に移り、日系アパレルブランドを担当する広告代理店に勤めました。美容サロンのPRにも携わったのですが、中国人スタッフに日本の接客マナーのレッスンをしてみたところ、丁寧に教えればできるし、やり方を知らないだけだった。その経験があるから、今も「教えれば理解してくれる」と思っています。

言葉だけでなく文化の翻訳を

――これから大切にしたいことは?

 日本政府は積極的にインバウンドを受け入れる施策をとっており、いかに日本側がそれに対応できる受け皿を用意できるかが大事です。
 「これが日本のやり方だから絶対順守してください」ではなく「こういうやり方があるので試してみてください」という提案を、まずはしっかりと言語などツールにして差し出したい。
 中国には教養やマナーのある方はたくさんいて、中国人というだけで「マナーが悪い」というレッテルを貼られたくない方も少なくありません。一方で日本のルールや習慣などを知る術が圧倒的に少ないと感じています。
 学校、病院、観光地。すべてに共通するのは言葉とルールを外国人の視点で正確に説明する必要があること。タオルを持ったまま湯船に入ってはだめ、それはお湯を汚すからなんて、日本人からしたら「よく考えたら当たり前」かもしれませんが温泉文化がなければ知りようもないのです。

連絡先 info@okieri.com
サイト https://okieri.com

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