～株式会社まちづくり三鷹ホームページのリニューアルにあたり、当社社員とともにデザイン作りに関わっていただいたデザイナーからコメントをいただきましたので、ご紹介します～

 

株式会社まちづくり三鷹は2024年に、創業25周年を迎えます。

嬉しいことにこの度、歴史あるまちづくり三鷹のウェブサイトのリニューアルに際して、メインビジュアルをデザインするお話を頂きました。

私は、まちづくり三鷹が様々な取り組みを通じて育んで来られた今日の三鷹の人・情報・地域の繋がりと、これから生まれる未来の繋がりをデザインで表現したいと考え、メインビジュアルのコンセプトを「過去・現在・未来のまちづくり三鷹」としました。

具体的なデザインを作るにあたり、まちづくり三鷹という会社の顕在的な魅力と潜在的な魅力を掴みたいと思い、まちづくり三鷹の社員の皆さんとお話しする時間を設けながら進めて参りました。

写真① 議論とアイデアを視覚化したイメージボード
 

 

議論を続ける中で、デザインのヒントとなる魅力的なキーワードが見えてきたのです。

それは「①歴史」「②多様性」「③繋がり」です。

 

この３つのキーワードは、まちづくり三鷹らしさ、そしてこれからの事業のあるべき姿を考える上でとても重要な言葉。私はここから想起されるイメージをデザイン要素に落とし込み、Webサイトのメインビジュアルを作成しました。それぞれのキーワードとデザインとの関係性を下記にてご説明いたします。

 

①三鷹の歴史を表す、重なり合う層(Layered Design)がモチーフ

太古の昔からすでに三鷹の地域には人が住み、豊富な緑と水と共に生活を営んでいたというお話もあります。今日の三鷹の文化は人々が集い積み上げてきた歴史の賜物であり、それを基軸としてこれから新しい時代が築かれていくという意味を込めて、メインビジュアルには幾重にも重なる層(Layered Design)をモチーフにしています。

 

②三鷹の人・情報・地域の多様性を象徴するカラーリング

まちづくり三鷹のコーポレートカラーである紫を中心に、赤・黄・青・橙・桃など多彩なカラーリングで彩られており、三鷹の人・情報・地域の多様性を表しています。そしてメインビジュアルの色のだけではなくホームページ内の文字やアイコンの色にもこのカラーリングを施し、全体的な統一感を持たせています。

 

③これまでと、これからの繋がりを表現するアニメーション

新しいホームページのメインビジュアルにはアニメーションを採用しており、それは幾重にも重なるカラフルな層が画面の左右から中央に向かって繋がるように動きます。動く速度の違いは人や事業それぞれのペースの違いを表し、繋がる箇所とまだ繋がっていない箇所が混在するのには余白を大事にする、つまり未来への期待感を意味しています。

 

以上の３つのキーワードを軸にして、まちづくり三鷹の新しいウェブサイトのメインビジュアルのデザインをしました。新しいウェブサイトが皆さまのこれからの新しい繋がりを生み出すことに貢献できましたら嬉しいです。
 

写真② 新しいウェブサイトのメインビジュアル


 

[デザイナー自己紹介]
Ken Omae Design

大前 謙
 

 

デザイン思考を用いた課題抽出からのコンセプト立案力と、グラフィック・ウェブサイト・スマホアプリ・IoT製品など幅広いデザイン制作力を活かしてお客様の事業に最適なソリューションをご提供します。

現在、国内外の企業さまのデザインコンサルティングおよび製品開発を推進中。

デザインのご相談は下記メールアドレスにご連絡ください。

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