公開日 2026年10月20日
更新日 2026年10月20日
障害者グループホーム にこぷらす
「にこぷらす」が生まれたきっかけや、背景にある思いとは。
代表の新井和美さんにお話を伺いました。
自分らしく暮らせる住まいを
――事業内容を教えてください。
障がい者グループホーム「にこぷらす」を運営しています。知的障害・精神障害のある方が自分らしく自立して暮らせる場所として、2025年8月に「にこぷらす南町」をオープンしました。
おおよそ3年間で単身生活への移行を目指す「通過型」もありますが、中には「5年かければ自立できるかもしれない」という方もいます。その方のペースに合わせた支援がしたいと思い、居住期間に期限がない「滞在型」にしています。
暮らし方もなるべく「自分の家」に近くあれたら、と意識しています。例えば食事の時間は決まっていますが、自分のタイミングで食べに来てもらい、カフェで相席になる感覚ですね。
利用者さん同士も、アパートの隣人同士くらいの距離感を大切にしています。会えば挨拶する、でも必要以上に踏み込みすぎない。自分のリズムで暮らせることが自立への第一歩だと思っています。
不動産の知識とわが子の経験から
――なぜこの事業を始めようと?
もともとインテリアや建築に興味があって、工業高校のインテリア科から大学の建築学科へ進み、リフォーム会社で住宅リフォームの仕事をしていました。働くうちに「建物だけでは解決できないことがある」と気がついて、不動産やファイナンシャルプランナーなど、お客さまの暮らしそのものに寄り添える分野へ関心が広がっていきました。
転機になったのは2人の子どもたち。ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、またLD(学習障害)の特性があり、読み書きが難しく、相次いで不登校になりました。「こんなに大変なら、生きている意味がない」とわが子が泣きじゃくる姿を見て、大きな衝撃を受けました。「とにかく楽しくにこにこ生きていてほしい」と心の底から思ったんです。
そこから公的・民間を問わずさまざまな支援先と繋がり、環境や接し方を変えることで2人はみるみる元気になっていきました。一方で不動産の仕事を通じて、障害のある方が安心して暮らせる住まいや支援の選択肢が、まだ十分とは言えない現状も知りました。「住まいのことなら、私にもできることがあるかもしれない」。その二つの思いが重なって、今につながっています。
にこにこ笑顔でいられる場所に
――大切にされていることは?
「安心して笑顔でいられる」ということに、すべてがつながってくるかなと思います。利用者さんだけでなく支援するスタッフも、ご家族も。周りがピリピリしていると、その空気を利用者さんは必ず感じ取る。でもみんなが安心して過ごせている空気感はちゃんと伝わっていくんです。
信頼関係も大切にしています。例えばお金の使い方でルールを設けても、本人が納得していなければ守れない。「なぜそのルールなのか」をきちんと話し合って、本人が「そうだよね」と腑に落ちてはじめて、自分で守れるようになっていく。環境と信頼関係が整うことで、人は安心して穏やかに暮らせるようになる。そういう場をつくることを大切にしています。
| 施設名 | 障がい者グループホーム にこぷらす |
|---|---|
| 本社 | 本社 東京都三鷹市牟礼 2027年 三鷹市内の拠点開設予定 |
| 連絡先 | info@nicoplus-gh.som |
| 住所 |
グループホーム にこぷらす南町 グループホーム にこぷらすよつや |






