審査員講評

林家木久蔵氏(落語家・ふるさと三鷹応援団)

毎年審査員を務めていますが、今年も真剣に、そして楽しく審査に参加させていただきました。このコンテストが終わると「今年もそろそろ終わりだな」と感じるほど、私にとっては季節を知らせる風物詩のような存在となっています。

毎年感じることですが、作品のレベルは確実に上がっております。

審査員の私としては、甲乙つけがたく、審査が大変なんです。

骨が折れるんです。「Poki(ポキ)だけに。」

というのは冗談ですが、それほど難しい審査でした。

今年は新しいアイテムとして「ドローン」が登場したり、コンテストの締め切りがまだ暑い9月にもかかわらず、審査会の開催時期の秋にスポットを当てた作品があるなど、皆さん、とても考えて作られていると思いました。

三鷹にはたくさんの魅力があります。ぜひ皆さんには、これからもその良さを4コマまんがで表現し、日本中、そして世界へと伝えていってほしいと思います。

受賞された皆さん、本当におめでとうございます!

小坂タイチ氏(イラストレーター)

受賞された皆様、誠におめでとうございます。

今回のコンテストでも昨年に続き500件を超える応募があり、その勢いが衰えないことに驚いています。

三鷹の名物イベントとして定着していることを実感いたしました。

今回も全ての作品を拝見し、特にジュニア部門の皆さんの画力がハイレベルになっていることに驚かされました。

また、三鷹以外からの応募も一段と増えた印象で、地域を越えてこのコンテストの魅力が広がっていることも嬉しいです。

私事ではありますが、先日より暮らしに変化があり、今は山梨にて制作活動をしております。

その中でこのコンテストは、私にとってふるさと三鷹との大切なつながりであり、年末の恒例行事としてかけがえのない時間となりました。

今年も審査員として参加できたことを心より嬉しく思っております。

ご応募いただいた皆様、今回もたくさんの素敵な時間をありがとうございました。

現代洋子氏(漫画家)

今年も「夏休み4コマまんが教室」へのご参加、そして4コマまんがの応募者数も過去最高だったとのこと、ありがとうございました!応募作品はどれも甲乙つけがたく、審査は楽しいながらも大変悩みました。

一般の部の最優秀賞「明日は早起き」は主人公の表情の変化が楽しく、構図や書き文字などがとても上手いと思いました。「発掘!!」は絵と配色の上手さ、「顔はめパネル」はまさかの発想で思わず笑ってしまいました。

ジュニア部門の最優秀賞「やっぱこれだね!」は形態の変化が“シン・Poki”って感じで可愛く斬新でした。「Poki出没注意」は4コマめのPokiの大群の描き方が秀逸でした。

今年は猛暑、オータニさんなど、毎年新しいネタが取り入れられて、Pokiの物語の可能性はまだまだ無限だなと感じました。また新たなPokiの世界が紡がれることを楽しみにしています。

西岡純一氏(株式会社スタジオジブリ 執行役員)

毎年、Poki4コマまんがコンテストの審査会の季節になると、今年もいよいよ終わりだなと感じます。応募された作品を見ても、猛暑、選挙、ドローンショー、三鷹の土器など、この一年を振り返ってしまう話題がたくさんありました。もしこのまま10年続けば、歴史を記録した郷土史の教科書が作れるのではないでしょうか。

こうして4年も続いていると、過去の受賞者がまた応募してくれていて、特にジュニア部門では、その成長ぶりに目を見張るものがありました。今年入選された方には、過去の受賞者が何人もいらっしゃいます。この中から、将来、著名な漫画家が誕生するかもしれませんね。

思えばこの四年間で、本当にたくさんの人々にポキの物語を紡いでもらいました。ポキはもうすっかり三鷹市を代表するキャラクターとして定着したのではないでしょうか。そろそろ、この漫画を使ったキャラクターグッズなど、出来ることを期待したいと思います。

大朝摂子氏(三鷹市スポーツと文化部長)

今年も大勢の方にPokiを4コマまんがに描いていただきました。応募してくださった全ての方に心から御礼申し上げます。

最終選考に残った作品はどれも素晴らしく、受賞を逃した作品も味わい深いものばかりでした。三鷹の風景が登場して三鷹らしさを感じるもの、季節を感じるもの、普遍的な笑いを誘うものと、作風も絵柄も多種多少ですが、どの作品にもPoki愛があふれていました。特に一般の部では、三鷹市外からのご応募も多く、このコンテストの目的の1つである、「日本中、世界中のひとにPokiを知ってもらう」ということが少しずつ進んでいると考えています。

「三鷹の空」「三鷹の横断歩道」という作品を他県の方が描いてくれていたり、市内の遺跡から出た土器石器のリアルな絵を三鷹市民の作家さんが描いてくれていたり。どの作品もすてきなので、ぜひ、ウェブサイトで全ての作品をじっくりご覧ください。

ページの先頭へ戻る