2020年度4号「コロナを乗り切る!」インタビュー

2020年度4号「コロナを乗り切る!」インタビュー

2021年3月1日

三鷹まちづくり通信2020年4号(2021年3月1日発行)

2020年開業の飲食店さん応援企画インタビュー!それぞれの一年、気付きとこれからの展望について

 コロナ禍により人々の生活が一変した昨年2020年。そんななか三鷹市内でいくつかのお店が産声をあげました。厳しい状況の中、新規開店した飲食店経営者の方に、ご苦労や工夫した点などを伺いました。

つながりを大切に、急がずゆったりがコンセプトのお店

■インタビュー 「cheerk fika(チルクフィーカ)」清水美智子さん

 「cheerk fika」はオーナーの清水美智子さんがお一人でチーズケーキを製造・販売しているお店です。2020年8月末に井の頭公園駅前にオープンしました。

 コロナの影響で、当初のオープン予定を少し延期せざるを得なくなったそうですが、不動産屋さんや大家さんが親身になって融通をきかせてくれ、知人も開業を応援してくれたことで、人の温かさを心からありがたいと感じたそうです。

 子育てしながら独力でお店の経営をしている清水さん。「ひとりでできることには限りがあるので、自分なりの“好き”を無理せず追求しながらいろいろな方とコラボレーションしています」との言葉どおり、チーズケーキに合うコーヒーやビールなどコラボ商品を次々展開。行政の制度も活用しながら、コロナ禍でも新しいことに挑戦し、ゆくゆくは"三鷹・井の頭の特産品・お土産"を生み出したいと意欲的です。

 公園などで食べ歩きしやすいサイズを研究して作られたチーズケーキ。店名の由来でもあるスウェーデンのコーヒーブレイク文化「fika(フィーカ)」のように、お客さんがホッと一息つく瞬間をお手伝いし、"急がずゆったりとした時間を過ごすこと"を伝えていきたいと話されました。

cheerk fika(三鷹市井の頭3-12-10) チーズケーキ「cheerk fika(チルクフィーカ)

■ チーズケーキ「cheerk fika(チルクフィーカ)」
住所:東京都三鷹市井の頭3-12-10 / WEBサイト等:Instagram

ひたすら地域密着の愛されるパン屋さんでありたい

■インタビュー 「ブーランジェリー hiro」向山博幸さん

 都内のベーカリーにパン職人として24年間勤務された向山博幸さん。独立し、長く住む市内の閑静な住宅街に2020年1月「ブーランジェリー hiro」をご夫婦でオープンしました。

 「滑り出しは順調でした」と向山さんは話します。しかし3月頃から新型コロナの影響が現れ始め、4月に緊急事態宣言発出。とりわけパンを作る際に装着が必須のマスクが一時品薄で、消毒液も確保が困難な状況になりました。そんな中、マスクや消毒液は商工会からの支給に助けられ、三鷹市敬老お食事クーポン券やプレミアム商品券、デリバリー三鷹など行政の取り組みを活用し、大いに助かったと話します。

 お店のコンセプトは"おいしさを第一に、安心、安全を突き詰める"という職人的かつシンプルで分かりやすいもの。また、ご店主自ら近隣の農家さんを訪ね、地場野菜・果物を使ったパン作りも行っています。

 次から次へ違うことに取り組むのではなく、変わらず地域密着型の愛されるお店を目指す姿に実直さを感じました。

ブーランジェリーhiro(三鷹市上連雀9-1-8 リバーサイド川瀬1階) パン「ブーランジェリー hiro」

■ パン「ブーランジェリー hiro」
住所:東京都三鷹市上連雀9-1-8 リバーサイド川瀬1階 / WEBサイト等:Twitter ・ Instagram

おいしさ追求やサービス向上に取り組み、発見あった一年

■インタビュー 「MOCMO sandwiches(モクモ サンドウィッチズ)」大津一真さん

 井の頭恩賜公園の三鷹の森ジブリ美術館からもほど近い、吉祥寺通り沿いにおしゃれなレンガ造りの建物があります。

 イートインも可能な新スタイルのサンドウィッチを提供するお店「MOCMO sandwiches」です。
クラウドブレッドという小麦粉不使用で低糖質な、いわゆるグルテンフリーのパンを使ったサンドウィッチが特徴です。

 店長の大津一真さんは、「お店のオープンは2020年3月下旬で、人出がまだある時期だったので、予想以上に忙しい滑り出しでした」と話します。その後、緊急事態宣言やジブリ美術館の一時閉館などで、人の流れも徐々に変わって減っていきます。

 そんな厳しい状況の中でも、前向きに、行政の取り組みや宅配サービスを利用するほか、時間に余裕があるため、スタッフで意見を出し合い、商品の改善や接客サービスの向上を図ることに向き合い、それらを徹底することに注力したそうです。そして、今は地域の常連さんや幅広い年齢層のお客さんが来てくれるようにもなったとのこと。

 今後は、三鷹・武蔵野地域での連携や認知度の向上にもますます取り組んでいきたいと明るく語ってくれました。

MOCMO sandwiches(三鷹市下連雀1-17-4 GRATO井の頭公園1階) サンドウィッチ「MOCMO sandwiches(モクモ サンドウィッチズ)」

■ サンドウィッチ「MOCMO sandwiches(モクモ サンドウィッチズ)」
住所:東京都三鷹市下連雀1-17-4 GRATO井の頭公園1階
WEBサイト等:https://mocmo.kilk.jp/TwitterInstagram

ライター:石井将直

三鷹市内のいろいろな活動や物事をウォッチしたいライター石井将直が新型コロナウイルス感染症を乗り越えて私たちの暮らしを豊かにするために三鷹市内でチャレンジしている様々な活動や思いを紹介します。

ライター:石井将直