2020年度3号三鷹まちづくりフォトコンテスト受賞者インタビュー

2020年度3号三鷹まちづくりフォトコンテスト受賞者インタビュー

2021年2月1日

三鷹まちづくり通信2020年3号(2021年2月1日発行)

三鷹まちづくりフォトコンテスト受賞者インタビュー

 25年間実施されてきた三鷹まちづくりフォトコンテスト。応募された方は、どんな思いで三鷹の魅力を撮影されたのでしょうか。

 一般部門とU18部門の入賞された方それぞれに、写真を撮るようになったきっかけやフォトコンテストに応募した感想、三鷹の魅力などについて伺いました。

雨や雪の日こそ良い写真を撮るための絶好の機会。撮る機会は減ってもまち歩き、読書、映画鑑賞などが表現の学びとして活きる。

■インタビュー 第24回 一般部門 市長賞(グランプリ)受賞 柴平 達弥(しばだいら たつや)さん

 兼業でフォトグラファーとして活動されている柴平さん。コンテスト応募のきっかけは、審査委員でもある写真家・林義勝さんによる、当事業主催のトークイベントに参加したことでした。柴平さんはもともと林さんや、そのお父さんで太宰治のポートレートでも有名な写真家・林忠彦氏のファンでもあったとのこと。

 第24回一般部門市長賞(グランプリ)受賞の報を聞いたときは、純粋な嬉しさと同時に驚きもあったそうです。
「良い写真を撮るためには、雨や雪の日こそ積極的に動いてシャッターを切ることが大事。」と柴平さんは話します。受賞作品の「雪の日」がまさにそれを体現した作品となったわけです。

 また、普段から映画作品などを数多く観て構図や光の加減を学んだり、たとえば寺社仏閣など、撮影対象をいろいろな角度から撮るために広く知識を得ることが必要だそうです。たとえコロナ禍で撮影機会が減っても、そのためにできる学びや準備はいろいろあるとのことでした。

 日頃からまちの季節や自然を観察しながら歩いている柴平さんは、都市計画に緑がうまく溶け込んでいる点が三鷹の風景の魅力だと語ります。最近はSNSへの写真投稿も始め、三鷹に暮らす人たちに都市農園や地元の景色の美しさを紹介したいと、今後の目標についても話されました。

 写真に取り組む真摯な姿勢や、撮る人の精神性が作品に現れるといったお話を穏やかな口調ながら、熱く語る姿がとても印象的でした。

第24回一般部門市長賞(グランプリ)受賞「雪の日」(八幡大神社)柴平達弥さん

■ 第24回一般部門 市長賞(グランプリ)受賞
「雪の日」(八幡大神社)

写真は自分にとっての感情表現。三鷹は自然が多いので被写体もたくさん。

■インタビュー 第25回 U18部門 金賞、第24回U18部門 市長賞(グランプリ)受賞 井田 明音(いだ あかね)さん

 中学入学当初、写真部への体験入部から「自分もやってみたい」と入部を決め、写真を始めた井田さん。ある日、学校で配られた案内チラシで「三鷹まちづくりフォトコンテスト」を知り、作品応募を決めました。

 中学1年から3年までの三年間、部活動で撮り溜めた作品を応募し続け、毎回入賞を果たします。2018年に18歳以下対象のU18部門でグランプリを受賞。「嬉しかったのはもちろん、写真の専門家である審査員の講評がとてもためになり、励みになった」と井田さんは話します。それから「撮影の腕をもっと磨きたい」という思いが強まり、顧問の先生からの構図の指導やアドバイスにより、さらに写真に対する熱が入ったそうです。

 高校に進学した現在でも、好きな風景や友人をモデルに写真を撮り続けている井田さん。写真撮影をする上で心がけていることは、決して無理に撮ろうとはせず、そのときの自分の素直な感情の表現として撮ることだそうです。

 三鷹のまちの魅力についても聞いてみました。「自然や公園が多く、場所によっては私の好きな富士山も見え、写真を撮る上での被写体が多い。コロナ禍でまちの人通りが減って、静かになったことでいつもの通学路や風景の見え方が少し変わったと感じること」。最近は自分の部屋から見える景色や、身の回り風景の朝・昼・夜ごとの違いにも関心が向くようになったそうです。

 将来は芸術系志望と話す感性豊かな井田さん。これからも素敵な写真を撮り続けて欲しいですね。

第25回U18部門金賞、第24回U18部門市長賞(グランプリ)受賞「赤に染まる」(鷹南学園三鷹市立第五中学校)井田明音さん

■ 第25回U18部門 金賞、第24回U18部門 市長賞(グランプリ)受賞
「赤に染まる」(鷹南学園三鷹市立第五中学校)

ライター:石井将直

三鷹市内のいろいろな活動や物事をウォッチしたいライター石井将直が新型コロナウイルス感染症を乗り越えて私たちの暮らしを豊かにするために三鷹市内でチャレンジしている様々な活動や思いを紹介します。

ライター:石井将直