丸池第二期ワークショップ 公園整備プランの内容

2004年5月22日

丸池第二期公園整備プランの内容

市長に小学生からプランを手渡しました
市長に小学生からプランを手渡しました

市長への提言書より以下文章抜粋

丸池第一期のワークショップがおこなわれてから7年が経過し、第一期の時に計画した部分の確認と見直しのワークショップがおこなわれることになりました。
第二期部分の公園計画には、広がりのある空間を中心とした広場と第一期の時にも議論になった水田などが計画されています。
すでに丸池の里は、地域の住民の方やたくさんの子どもたちに親しまれていることもあり、第一期のワークショップと比較すると、日々公園を利用している周辺の4つの小学校の子どもたちが中心となり、すべてのワークショップに参加してくれたことが第二期ワークショップの特徴になっています。
計画上では、第一期の時点では予定していなかった土地が購入できることになり、計画予定地が拡大したことが見直し内容の大きな検討課題の一つになりました。第一期の計画内容を中心になって話し合ってきた「丸池の里わくわく村」の人たちと子どもたちの対話が、今回の見直しワークショップの二つ目の課題でした。

第二期ワークショップでは、合計6回のワークショップがおこなわれました。

  • 第一回目のワークショップでは、最初ということもあり130人もの人が集まり丸池の里全体の中で今回の計画予定地の役割を体験しながら理解することができました。
  • 第二回目のワークショップでは、今回新しく参加している子どもたちに第一期のワークショップの時に考えた計画案とみんなの思いを伝えることが主な目的になりました。加えて、計画案を見直す手がかりとして、いらないモノと是非欲しいモノをグループで話し合いました。
  • 第三回目のワークショップでは、これまでに出た意見の中から共通する三つのキーワード(『季節感のある公園』、『ゆっくりのんびりできる公園』、『自由に走り回ることができる広々とした公園』)を確認し、具体的に計画案の修正を子どもたちの意見を取り入れながらグループで提案しました。
  • 第四回目のワークショップでは、グループでまとめた修正内容を専門家に一つの計画案にまとめてもらい、疑問点や気になる部分を全体で話し合いました。
  • 第五回目のワークショップでは、さらに修正した計画案を現地で確かめ、最終的な変更点について合意することができました。
  • 第六回目のワークショップでは、修正案を参加者全員で最終確認し市長に提言することができました。

第二期ワークショップの話し合いによって、第一期の時点の計画内容から変更になった主な修正点は以下のような内容です。

  1. 入り口の門はつくらないこととします。
  2. 自転車置き場は特に確保せず、イベント時には臨時に設置します。
  3. 計画予定地として増えた部分は、芝生広場として利用します。
  4. 丘を三日月型にして芝生広場を広く使えるように配置します。丘の高さは公園の奥が見通せる程度の高さに押さえます。
  5. 芝生広場の一部に木陰になるように野外卓とベンチを設置します。野外卓は災害時にはカマドとして利用できるようにします。
  6. 畑はつくらないこととし、果樹園として利用します。実のなる樹木は果樹園に限定せずに公園のあちらこちらに配置します。
  7. 仙川沿いの見晴らしデッキと作業小屋は設置しないこととします。
  8. 芝生広場の一部に緊急時に必要な車両が駐車できるように配慮します。
  9. 水田は4つに区切り、子どもたちも含めた地域のみんなで管理することを前提につくることとします。
  10. 水田の水を引くための小川は、人が入らないようなつくりとし、勾配が確保できる限り水源から長く延ばすようにします。
  11. 芝生広場の中には、車いすでも通れるような踏み分け道を自然な形でつくります。
  12. シンボルツリーとしてエノキをはらっぱと芝生広場の堺の部分に配置します。
  13. 池端の道には高木を植栽し、木陰にベンチを設置します。
  14. 仙川沿いには、川岸のコンクリート部分にフェンスを設置し、特に川沿いには遊歩道は設けません。(ただしメンテナンススペースは確保します)
  15. 現在計画用地に植わっている樹木については、地権者の方の意向と技術的な条件を検討しながらできる限り残すようにします。

以上のような内容を反映した計画案をワークショップの参加者全員で確認し、市長にお渡しする提言書としてまとめました。

提言した公園プランの概要

提言した公園プランの概要図

芝生広場

子供たちが走り回ったり、祭りの時にイベントをおこなったりすることを想定した活動的な広場です。芝生広場脇の小さな丘は三日月型とし、できるだけ芝生広場を広く使えるようにします。また、公園内の見通しが確保できるように丘の高さは低く抑えます。(1.5m以下)芝生の種類は、強い野芝を検討しています。

シンボルツリー

コブシやエノキは同じくらいの人気でしたが、確実に大きく育つ土地になじんだ木で、鳥や虫も大好きなエノキにします。

池端の道

池端の道沿いには高木を植栽し、木陰を確保します。また、高木の下には切り株スツールを設けることもできます。

はらっぱ

はらっぱは、丸池を眺めたり、芝生に寝ころんだりといった静的な活動の広場です。将来的には、スミレやタンポポなどの野草のはらっぱに誘導します。

水田

水田の形状は、水田づくりの作業のしやすさや土地の有効利用(芝生広場を広く)、また地域の風景にもなじんだ四角い棚田にします。
水田南側は水田に影を落とすような樹木は植栽しないようにします。また、水田は休耕期間はレンゲ等の花畑にすることができます。
※水田は南側へ1mほど大きくします。

メダカの小川

※小川は果樹園に沿うように流れを延長しました。また、生き物のための小川なので原則的に人は立ち入らないことにします。

果樹園

果樹は病気に強いものを何種類かまぜて植栽します。高木の本数を少なくして、根本までが日が当たるようにして実のなる低木も栽培できます。
※果樹は果樹園だけでなく公園内にも植えます。

緊急車輌用入口

※緊急車輌の入口と勝淵神社への車の出入口は合わせます。

野外卓

野外卓を災害時等にかまどとして利用することができます。

※現在ある樹木について

現在の所有者が移転されて最終的な樹木が確定してから残った樹木を有効に利用した植栽計画をおこないます。

 

※は最終回での話し合いを反映した内容です。