夢の公園づくり デザイン

1996年7月20日

夢の公園づくり デザインコンセプト

参加者の期待
ワークショップを通して確認し合った参加者の考え方

広がりと落ち着きが感じられる場

  • 子供やお年寄りが一緒に過ごせる場
  • 散歩に立ち寄って休憩する場
  • ベンチで読書できる雰囲気
  • 中心にシンボルとなるもの

花や緑に触れ、自然を感じられる場

  • 気軽に花や草を植えられる場に
  • 花や緑で自然を感じる場
  • 花や若葉の語りかけに耳を傾ける
  • 四季折々の花や緑を見て楽しめる

交通安全に十分配慮し、安心して憩える場

  • 道路面に車が減速するような工夫を
  • 車から公園がわかるように目立つ工夫を
  • 安心して通行できるような工夫を
  • 飛び出し防止の工夫を

夢の公園づくり デザインプラン

公園のデザインは、「夢の公園づくり」の参加者の皆さんのデザインやアンケートを基に、作成しました。4つの立体模型と公園想像物語・旗上げゲーム・旗上げアンケートの結果・工夫カードから、考え方の方向性とデザインの共通項を集めて、ひとつにまとめました。

全体のレイアウト

公園の敷地利用について、皆さんは狭い敷地を広々と活用した思いが、皆さんの立体模型に共通していました。マンションの方のプライバシーを考えると起伏をつくることは難しいので、敷地は平らにしました。公園に入ると花と緑にやさしく包まれ、美しい公園でゆったりした時間を持ち、また開放感を感じる円を基調にしたデザインを」考えました。いい香りで美しいシンボルツリーを中心に、公園に来た人がベンチに腰掛けて、自然を感じ、優しい気持ちになれるように、全体のレイアウトを考えました。

井の頭公園通り(道路)

交通問題について皆さんの強い関心がありました。道路の安全対策については、今後検討することになりました。

パーゴラ(藤棚)と歩道の位置

公園前の道路は車の往来が激しく、歩行者の道路としては、危険がたくさんあります。また「交通問題の解決」には、皆さんの強い期待がありました。4つの立体模型の中には公園の敷地内に歩道を設置したものがありました。公園の中に歩道で、交通問題を少しでも解決したいことを意図して公園の中の道路側に藤棚を設置しました。公園を利用する人や公園の前を通る人が安心して通行できることを想定しました。道路側の植え込みは、車の進入防止と、子供の飛び出し防止を配慮し、高さは70cm程度(レンガ・コンクリート製プランター・植木を含む)です。植え込みの樹種は、背丈の伸びないドウダンツツジなど手のかからないもので木と木の間をあけて植え、公園の内外から見通しがきき、道路側の車の通行と公園の中の人の動きがわかるようにと、想定しました。 樹種は皆さんに決めていただきたいと思います。 道路側の植え込みには、反射板などをつけて車に注意を喚起します。

出入り口の位置(西と東)

マンションの方が、ゴミを収集場所に持っていく動線と、自転車を自転車置き場に持っていく動線が短いように、ほぼ現状の位置にしました。左右の出入り口の幅が70cm程度です。公園の敷地と、マンションの敷地の境がはっきり区別できること、また公園の利用者が、マンションの敷地に容易に立ち入らないことを配慮しました。

出入り口の位置(道路側・南側)

子供の飛び出しを防ぐために、皆さんのアイデアがデザインの中に配慮されていました。子供の安全第一に考えて、南東に配置しました。公園全体の配置を入口から見渡せるように、南東に配置しました。飛び出し注意のため柵等は、工夫する必要があります。

高木の位置

マンションの方のプライバシーに配慮して、現状の高木をそのまま残しました。

花壇の位置(マンション寄り)

花や緑があり、自然を楽しみたいという、参加者の皆さんの意見でした。116平方メートルの敷地のなかで、日当たりの良い場所に花壇を設置しました。自由に花が植えられるように、花壇の高さは20cm程度として、面積を広くしました。手のかからない花壇にするために、ワイルドフラワー(四季の花の種の混合)の種をまき、四季折々の花が自然に咲くことを想定しています。

花壇の位置(道路側)

季節がかわるたびに春夏秋冬の花を自由に植えられる花壇を意図しました。(この花壇の面積程度だったら、緑と公園課から四季の花の提供が期待できます。)公園の面積の制約と、出入り口を含めた全体のレイアウトの関係で西側に配置しました。

ベンチの位置

子供やお年寄りが一緒に過ごせること、散歩に立ち寄って休憩できることが皆さんの願いでしたので、ベンチは緑のじゅうたんの中に配置しました。ホームレスの住居にしないために、スツール(丸形)のベンチにしました。

低木の配置

公園の敷地境を明確にするためと、公園全体の見晴らしをよくするために配置しました。

園内通路の配置

マンションの方の、ゴミ運搬等に配慮しました。雨天の翌日などに、公園の利用者が公園の中を自由に歩くことができ、転倒したり、つまづいたりしないように、配置しました。 幼児やお年寄りが歩行することを想定し、危険の少ない、目地のすきまがほとんどないタイル敷きにしました。タイルは雨天を浸透し、滑りにくい材質で、皆さんに選んでいただきたいと思います。

シンボルツリーの配置

3つの模型の中にシンボルツリーがありました。シンボルツリーによって、公園が美しくなり、自然と一体になり、目立つ場所で、かつじゃまにならない位置、井の頭公園の借景を共に見ることができる公園の中央より若干、北西よりの位置に配置しました。道路側の入り口から公園に入ると、シンボルツリーをながめて、ゆったりとした気分になることを意図しました。樹種は皆さんに決めていただきたいと思います。

水飲み場の位置

公園の出入り口に近く、皆さんが利用しやすい場所にしました。天水尊の設置場所と距離をおき、飲み水と花壇用の水の区別をつけることを配慮しました。

天水尊(雨水を利用した貯水槽)

ベルテ井の頭マンションの雨水をいただくことを前提にしていますが、まだ協議が整っていません。植木・花壇の散水用・防災や地震時の防災水源・乾期の水不足対策・水道水の節約を意図しています。設置については今後検討する事になりました。